国土交通省は7月19日、自動車のナンバープレートで行なわれている希望ナンバー制度にアルファベットを使用する方針を打ち出した。アルファベットのうち、「I」や「O」など数字との判別が困難なものは除外すべきとし、視認性や技術的な観点から引き続き検討を進める。
実施時期は、2014年度中に公募を行う「ご当地ナンバー」拡充に続き、早期対応を目指す。
「777」などの希望ナンバー制は、1999年から導入され、個人のアイデンティティー表現の一手段として広く社会に浸透している。
一方、一部の地域では、数年後に特定の番号が払底する状況となっているため、3けたの数字で表記されている分類番号の下2けたの文字にアルファベットを使用して、特定の番号を枯渇させることなく継続的に特定番号の取得機会維持を図ることとされた。
また、払底するおそれがある一部地域の特定番号については、抽選回数を減らすなど交付方法を変更することも検討するとしている。