パナソニック・システムソリューションズ・ジャパンは、「エコ見える化システム」に「各種制御機能」を追加し、2011年度エネルギー管理システム導入促進事業費補助金に対応するBEMS(ビル向けエネルギー管理システム)バージョンを7月11日から受注を開始した。
エコ見える化システムは、各拠点からエネルギー使用量を一括収集し、省エネ実現に向けた一連のサイクルをサポートするシステム。
新しいシステムでは、空調や照明などに加えて、パソコンやサーバなどの各種ICT機器を制御するのが特徴。標準的なビルの電力使用は、空調が30%、照明が40%、コンセント・OA機器が30%を占めている。ICT機器の監視によりピーク電力を抑制する。
また、最大1000カ所の多拠点のエネルギー使用量を一括集計し、企業全体のエネルギー使用量を集中管理する。各種トレンドグラフなどによる分析、使用実績に基づく予測シミュレーションなどの機能も提供する。
拡張構成として、映像・情報配信システム、パナソニック・システムネットワークス製のネットワークカメラ・ネットワークディスクレコーダーとの連携も可能で、電力消費量や分析結果をプラズマディスプレイなどに配信、節電意識を啓蒙する。