東芝がグローバル研究開発強化、エンジニア750人を海外派遣

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東芝は、2014年度までにグループ全体の設計開発も含めた研究開発人員増加数の約7割にあたる750人を海外で増強してグローバルレベルでの研究開発体制を強化する。

具体的にはトータル・ストレージ・イノベーション分野では、主に社会インフラクラウド基盤などの開発加速に向け、インドの拠点をはじめとする海外研究開発人員を2014年度までに400人程度を増員、システム・ソフトウェア分野でのグローバル化を進める。

また、研究開発費は、中期経営計画の1兆0800億円のうちの約6割を同分野に投入する。

また、トータル・エネルギー・イノベーション分野では、発電機器の開発などを中心に海外研究開発人員を2014年度までに300人程度増員するほか、子会社であるウェスチングハウスやランディス・ギアなどの研究開発部門とも連携を一層強化、グローバル研究開発体制を確立する。

基礎研究人員として、約50人の増員も計画している。

さらに、知的財産では、2014年度のグローバル出願率を現行の約5割から7割まで向上、グローバルレベルでの知的財産確保を強化するとともに、ライセンス収入についても現行の1.3倍まで引き上げる計画。

同社は、各事業分野の展開に迅速に対応するグローバルな研究開発体制を早期に構築することで競争力を強化し、成長の芽となる新技術を創出していく方針。

《レスポンス編集部》

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