国際石油開発帝石(INPEX)は、子会社のINPEX西豪州ブラウズ石油(INPEXブラウズ)を通じて、オーストラリア西豪州沖合AC/P36鉱区権益を米国独立系石油会社であるマーフィー社の豪州子会社から50%を取得し、今後INPEXブラウズがマーフィー社に代わり同鉱区のオペレーターとなることについて合意したと発表した。
なお、今回の権益取得は、オーストラリア政府の承認を含む権益譲渡契約上の先行条件の充足が、契約発効のための条件となる。
AC/P36鉱区は、西豪州ブルーム市の北北東約550kmの沖合に位置し、水深は250~500m、鉱区面積は1950平方km。鉱区の周辺には、INPEXグループ会社がオペレーターとして開発作業を推進しているイクシスLNGプロジェクトのイクシスガス・コンデンセート田をはじめ、多数のガス・コンデンセート田が発見・開発されている。
今後は、INPEXブラウズがオペレーターとして同鉱区権益の50%を保有し、残り50%を保有するマーフィー社子会社とともに、試掘井の掘削を含む探鉱作業を実施していく。