中国自動車大手の上海汽車(SAIC)は27日、米国ミシガン州に新たな北米オペレーションセンターを開業した。
上海汽車は、第一汽車と並ぶ中国の自動車メーカー最大手。GMやフォルクスワーゲンと合弁事業を展開していることで知られる。
新たな北米オペレーションセンターは、上海汽車の米国法人がミシガン州のバーミンガムに建設を進めていたもの。上海汽車が米国で事業を展開する際の、中核拠点の位置付けだ。
北米オペレーションセンターの主な役割は、自動車用部品の調達、部品の輸出入などの物流、デザインやエンジニアリング面などの技術開発の促進。自動車用部品の調達に関しては、北米のサプライヤーとの間で、いっそう緊密に共同開発を進める体制を構築する。
開所式において、上海汽車の胡茂源会長は、「この北米オペレーションセンターが上海汽車と米国自動車産業を結ぶ架け橋になる」と述べた。