日本電産は20日、中国・江蘇凱宇汽車電器(凱宇汽車電器)の第三者割当増資引受を通じて、凱宇汽車電器持分の51%を取得することについて、株主である江蘇洛凱機電製造集団、その他株主と合意し、関連契約書を締結したと発表した。
凱宇汽車電器は、中国系自動車メーカーを顧客とするブラシ付EPSモータメーカー。今回の増資引受は、ブラシ付EPS用モータ技術の獲得のほか、参入障壁が高い中国系自動車メーカーに対する商権獲得が目的。
また、凱宇汽車電器の研究開発力、生産設備、販売チャンネルを活用することで、中国以外の新興国、外資系自動車メーカーへのブラシ付EPS用モータを拡販していくことも視野に入れている。