韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は15日、チェコのノショヴィツェ工場において、新型『i30ワゴン』の生産を開始した
同車は2012年3月、ジュネーブモーターショー12でワールドプレミア。ヒュンダイの欧州におけるベストセラー車、新型『i30』のステーションワゴン版だ。
2代目となる新型は、同社のデザイン言語、「フルーディック・スカルプチャー」をさらに発展させ、存在感のあるフォルムを追求。ボディサイズは全長が4485mmと、ハッチバックに対して185mm伸ばされた。荷室容量は、クラス最大級の528リットル。後席を倒せば、1642リットル(いずれもVDA計測法)へ拡大する。
エンジンは、ガソリン3、ディーゼル3の合計6ユニットを用意。中でも、ガソリンの最強モデルは、「ガンマDGI」と呼ばれる直噴1.6リットル直列4気筒エンジンを搭載。最大出力135ps、最大トルク16.7kgmを引き出す。
チェコのノショヴィツェ工場では、『ix20』と『ix35』を生産しているが、今回、i30ワゴンが新型を生産する体制に切り替わり、量産第1号車がラインオフ。ヒュンダイによると、すでに受注台数は約6万台に到達しているという。
欧州Cセグメントに属するi30は、ヒュンダイの欧州市場におけるベストセラー車。ヒュンダイはハッチバックとワゴンの2本立てで、さらなる販売増を狙う。