日産自動車の志賀俊之COOは15日、インドネシアで始まったローンの頭金規制について「若干の需要の低迷というのは当然ある」としながらも、「そういうものがあった方が安定的な成長につながる」との考えを示した。
志賀COOは同日、横浜市の本社で開いた新車発表会後、一部報道陣に対し、「二輪車は(規制の)影響が出ているみたいだが、四輪車の場合はもともと頭金無し(でローンを組む)というようなのはあまり無かった」と指摘。
その上で「1998年に、頭金の無い状態でローンを組んで、そして払えなくなって通貨が下落して、大変なアジア危機があったが、そういうことを学習効果にして、今の新興国は非常に健全で上手な経済運営をしている」と述べた。