4日に発表されたAIU保険の2012年3月期決算は、東日本大震災による保険金の支払いが増えたことなどにより最終損益が58億円の赤字となった。前期は131億円の赤字。
売上高にあたる正味収入保険料は前期比1.3%増の552億円と微増だったのに対し、正味支払保険金は大震災の影響で火災保険が9.8倍に拡大したことなどにより同17%増の315億円と大幅に増えた。この結果、損保本業の損益を示す保険引受損益は40億円の赤字になった。
さらに有価証券評価損として12億円計上したことなどで資産運用損益も2億円の赤字となり、最終赤字を余儀なくされた。