沖縄都市モノレールは6月1日、全国の満65歳以上の運転免許証自主返納者を対象とした運賃半額割引サービスを実施する。高齢者の運転免許証返納者に向けた路線バスやタクシーなどの割引サービスは各地で広がりつつある。
対象者は、小児用乗車券(大人運賃の半額)を購入し、「運転経歴証明書」とともに駅員に提示。自動改札機を通らず駅員窓口側の通路からホームへ入場する。下車駅でも同様に窓口で乗車券を駅員に手渡し改札外へ出ることになる。
静岡鉄道は、60歳以上の運転免許証自主返納者に対して1・3・6か月有効な電車全線フリーパスを発行しているが、ゆいレールのように1回の乗車で割引が適用されるものとは異なる。
静岡県三島市の「バス・タクシー・伊豆箱根鉄道利用助成券」や、福岡県古賀市の「IC乗車券(nimoca)1万円分無料交付」など、自治体による鉄道運賃の割引事例もあるが、このような全国の運転免許証自主返納高齢者を対象とした運賃割引は珍しいモデルといえる。