沖縄県の那覇空港駅(那覇市)とてだこ浦西駅(浦添市)を結ぶ沖縄都市モノレール線(ゆいレール)を運営する沖縄都市モノレールは6月19日、3両編成化へ向けた習熟運転を開始した。
2003年8月に那覇空港~首里間12.9kmが最初に開業したゆいレールは1000形の2両編成で運行されてきたが、1日平均の利用者数は2010年度から右肩上がりで、2018年度には5万人を突破した。
そのため、沖縄都市モノレールと沿線自治体では輸送力増強策として2019年4月、ゆいレールを2030年までに3両編成化する方針を決め、翌年9月には日立製作所と3両編成4本12両の製造について、随意契約を結んでいる。
3両編成の習熟運転では、平日のラッシュ時を除く時間帯に2本の編成を使って6往復するとしており、最終的には9本の編成が導入されることになっているが、残る5本はコスト削減のため2両編成の既存車を活用するとしている。