【人とくるまのテクノロジー12】クラウドで日報作成…データテック

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データテックは、人とくるまのテクノロジー展2012で、業務用のドライブレコーダーやデジタルタコグラフなどをクラウドで管理する「SR Cloud」を紹介した。車両基地にWi-Fiを設置して車両の運行データをクラウドで収集、運行カードレスで安全と運行管理が行えるという。

SR Cloudについて、データテック戦略室の白垣圭亮氏は「デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、スマートフォンタイプのドライブレコーダーなどが、一つの管理システムで結果を表示することができます。基本的にインターネットで見ることが出来ますので、いつでもどこでも最新の情報を閲覧することが可能となります」と説明。

加えて、「これまでは、事業所ごとにパソコンに専用ソフトをインストールする必要があったのですが、やはり一括で管理したいということでクラウドの技術を導入しました。いままでデータのやり取りにはSDカードを使っていたのですが、車両基地に車が戻ってきたら無線LANでデータを取り出すことが出来ますので、ドライバーが事務所に戻ってきた時には、日報も出来ているといったものになります」と語った。

事故発生時の検証をするドライブレコーダーに安全運転診断を取り入れたのが同社のサービスの特長だ。だが、ドライバーの安全運転へ意識の高まり以外にも思わぬ効果があるようだ。

白垣氏は「当社のビジネスは、8割以上が法人向けとなっています。会社のカンバンを掲げて走っているので、マナーのいい安全運転をしないといけないといったことから導入されることが多いです」

「導入の効果として、ドライブレコーダーが搭載されていることによる(安全運転を意識する)抑止力があると思います。当社のサービスでは、一日の運転が点数となって結果が出てきます。より高い点数を目指したいというのが運転者さんの気持ちでしょうし、より安全運転度合いの高い運転に繋がってくるかと思います。また、導入業者様の話として、マナーの向上と合わせ、燃費も向上し、燃料消費量やタイヤなどの消耗品の費用削減に繋がっているようです」と話した。

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