【スマート フォーツー 新型】あくまで「The product」

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新型スマート・フォーツー
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新型となったスマート『フォーツー』のエントリーモデルは、前モデルより25万円安い159万円からとなった。

メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画3課の亀岡徹さんは、これを「さらに多くのユーザーにぜひ体感してもらいたいという想いで創られたエントリーモデル」とする。ただし、「スマートとしてのキャラクターはこのエントリーモデルでも十分に味わってもらえるように、装備を凝縮して値段を下げました」と語る。

「スマートのキャラクター」とは、「スマートのブランドコアバリューである、InnovationとFunctionality、Joy of Lifeの3つを指します」とし、「2人乗りに割り切ったこのクルマのデザインは確立されており、そのInnovationを形にしたデザインが、キャラクターとしてあるのです」。

そしてJoy of Lifeについては、「(スマートを)運転していると、皆笑顔になります。乗っている自分をはじめ、(スマートを)見た子供や歩行者も笑顔になってくれるのです。これはスマートが持つキャラクターなのだなと思います」と説明。その実例として、「交差点の先頭に止まった時、横断歩道を渡っている外国人がサムアップをしていったのです。人を笑顔にしてくれるというのは、このクルマが持つ個性なのですね」とした。

「スマートというクルマが街中にあふれていく図を想像すると、とても幸せな気持ちになります。カラフルだし、皆を笑顔にできるし、大げさにいえば日本の道路が幸せに包まれる。楽しさであふれる街の風景に貢献してくれるクルマだなと思います」。

最後に、この新型スマートは「キュート、可愛いというところから少し脱皮しようと、フロントやリアの押し出しを創りました。また、しっかりとした安全装備も搭載しています。単なるToyではないということをメッセージとして伝えたいのです。Toyではなく、大人に楽しんでもらえるThe productなのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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