新東名高速道路(以下新東名)を運営するNEXCO中日本は5月18日、4月14日に開通した新東名御殿場JCT〜三ヶ日JCT間の開通後1か月間の交通状況および整備効果を発表した。
NEXCO中日本によると、新東名の開通1か月間の平均交通量は、平日が1日当たり4万1000台、休日が同5万7000台であった。また、新東名開通前の東名高速道路(以下東名)の静岡県内の平日交通量が1日当たり6万9800台であったのに対し、新東名開通後は39%減の同4万2500台となった。しかし、新東名開通後の合計は同8万3500台となり、全体の交通量は20%増となった。
ゴールデンウィーク期間中は静岡県内全体で東名の交通量が42%減と大きく減少し、多くの車が新東名に流れた。
さらに、開通後静岡県内で発生した10km以上の渋滞は5回で、いずれもゴールデンウィーク期間中に発生したものという。昨年同時期に東名で発生した渋滞回数と比べ、およそ10分の1に減少、新東名開通の効果が直接的に出た形となった。
また、新東名に設置された7か所の複合型商業施設「NEOPASA」の述べ来場者数は593万人となったほか、静岡県内陸部に位置する道の駅では、過去のゴールデンウィーク期間中に比べ入り込み客数は軒並み増加し、地域経済の活性化にも貢献したという。
NEXCO中日本は、今後も交通状況などを適時報告していくとしている。