伊藤忠エネクスが2日発表した2012年3月期通期連結決算は、売上高が前期比19.3%増の1兆4141億円、営業利益が同0.6%減の897億円で、増収減益となった。
売上高は、原油価格高騰に伴う売価の上昇などにより大幅に増加したが、利益面では第4四半期以降続いた原油価格やLPガス価格の高騰に伴う利幅縮小が影響し、若干の減益となった。
今期の業績見通しは、売上高が同2.4%減の1兆3800億円の減収としながらも、コア事業の強化・高度化を図り、営業利益は同29.3%増の116億円、経常利益は同19.3%増の113億円、いずれも過去最高の利益となる見通し。最終損益は同33.6%増の52億円を見込む。