22日、出会いの森総合公園(栃木県鹿沼市)において、「マロニエオートストーリー春」が開催された。主催は、マロニエ・オートストーリー・フォーラム事務局。
昨年秋に開催されたこのイベントでは、クラシックカーで、日光市(旧足尾町)に残る足尾銅山を訪れ、植林活動を行った。これは、“クルマ”を末永く楽しむことができる環境づくりと、自動車文化を通じ社会貢献を目指そうという考えで開催された。
そして、今年の春のイベントでは、この考えをベースとしながら、参加者同士の交流の場という位置づけもなされたようで、主催者が用意したワインディングを含む80kmほどのツーリングを行った後、バーベキューパーティを行うというものであった。
当日は朝から曇天で肌寒い天候であったが、60台ほどの参加車両は続々と会場へ到着。主催者による、徹底した安全指導の下、9時半には順次ツーリングに出発した。その顔ぶれは、戦前のブガッティ『T35』やMG『Lマグナ』から、シトロエン『CX』やジャガー『XJS』など非常にバラエティに富んでおり、この点も他のイベントとは一線を画すものであろう。
そのツーリングコースは、高低差をうまく使い、葉桜から満開の桜、さらには蕾が硬くまだ真冬の桜まで楽しむことができ、ある参加者は「まるで季節を遡っているようだ」と述べるとおり、栃木県の自然の素晴らしさをエントラントに伝えていたようだ。
次回は10月14日に“マロニエオートストーリー秋”として開催される予定である。