インド自動車工業会は10日、インド国内の3月新車販売の結果をまとめた。商用車を含めた総販売台数(輸出を除く)は、38万2533台。前年同月比は19.2%増と、5か月連続で前年実績を上回った。
インド市場でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは3月、インド国内で11万2724台を販売。3月の販売記録を更新した。前年同月比は2.1%増と3か月連続のプラスで、10万台超えも3か月連続だ。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、トータル9万8758台を販売。前年同月比は3.5%増と、3か月連続で増加した。
また、トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は3月、インドで前年同月比87%増の1万8220台を販売。『エティオス』が9138台と牽引役を果たす。
2011年度のインド新車販売は、前年比7.6%増の342万7604台。TKMのサンディープ・シン常務は、今後の販売見通しに関して、「新車登録税や付加価値税の引き上げが、販売に影響を与えるだろう」とコメントしている。