4日、米国で開幕したニューヨークモーターショー12。メルセデスベンツのブースの主役は、新型『GLクラス』だ。
新型GLクラスの開発キーワードが、「ファーストクラス」。高級サルーンの代名詞的存在、メルセデスベンツ『Sクラス』に匹敵する快適性を、SUVに表現しようというわけだ。
新型のボディサイズは、全長5120×全幅2141×全高1850mm、ホイールベース3075mm。ホイールベースは初代と同数値だが、全長や全幅、全高は若干拡大した。全長はSクラスの5100mm、ホイールベースはSクラスの3035mmを上回る。大型グリルが生み出す表情は、Sクラスのように押し出し感が強い。
3列シートの室内は、さらなる快適性を追求。メルセデスベンツによると、3列の全ての席で、初代モデルよりもゆとりが増しているという。シートやダッシュボードには、レザーやウッドなど吟味された素材が使われた。
最上級グレードの「GL500 4マチック ブルーエフィシエンシー」は、Sクラスと共通の新世代4.6リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。最大出力は408ps、最大トルクは61.2kgmを発生。2.5tに迫る重量級ボディながら、0-100km/h加速5.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。