飲酒運転の発覚恐れて逃走、同乗者に身代わり出頭

自動車 社会 社会

今月6日、大阪府門真市内で発生した死亡事故について、大阪府警は28日、事故直後に逮捕された男は身代わり出頭だったとして、実際に運転していた36歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。身代わりに応じた男はすでに犯人隠避罪で起訴されているという。

大阪府警・門真署によると、問題の事故は2012年3月6日の午前3時40分ごろ発生している。門真市中町付近(片側1車線の直線区間)で、道路左側の路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。自転車に乗っていた30歳の男性は全身を強打し、収容先の病院で死亡している。

警察は「自分が運転した」と申告した寝屋川市内に在住する36歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕したが、後になって「実際に運転していた知人がかわいそうになり、自分が身代わりになった」と供述。警察は男を釈放し、犯人隠避容疑で17日に改めて逮捕していた。

実際に運転していた36歳の男は逃走していたが、警察は28日までに発見。自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。2人とも事故直前まで酒を飲んでおり、逃走していた男は「飲酒運転の発覚を恐れ、その一心で逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース