ビジェイ・マラヤが2007年にスパイカーを買収して翌年にフォースインディアにチーム名称を改めて以降、パフォーマンスは着実に伸びてきた。2012年プレシーズンの段階で、VJM05はトップ4に迫るほどの性能と信頼性を示している。
レギュラードライバーに昇格したニコ・ヒュルケンベルグが語る。
「これまでのところテストの成果にはとても満足している。テクニカルな問題は全くなく、予定した通りのテクニカルプログラムを消化している。オールニューのマシンでここまで順調なのは非常にラッキーだと思うよ」
「現実的なチャンスの話をしよう。その方が手っ取り早いからね(笑)。フォースインディアがコンストラクター5位に昇格するチャンスは非常に高いと思う。簡単だとまでは言わないが、可能性としては十分にあるということだ」
「次に僕の期待だけど、毎レースで雨が降ってくれればありがたい。レース自体は混戦になってくれれば下位チームに運が向くこともあるだろう。最後は夢物語と思ってくれて良いけど、2010年のブラジルGPみたいな出来事が何度もあるといいね!」
彼が言う2010年の出来事とは、路面が乾きつつあった予選でタイヤ選定が大当たりし、初のポールポジションを獲得した経験を語っている。