アメ車と国産旧車の運動会 Brave-Cup Round-1 開催

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Brave-Cup Round-1開催
  • Brave-Cup Round-1開催
  • アメリカ車クラスはこのシボレー・コルベットがペースカーを務めた。
  • シボレー・カマロとフォード・マスタングのバトル
  • プリムス・クーダAARとシボレー・カマロのバトル
  • おっとっと・・・・。
  • とても速かったデ・トマゾ・パンテーラ。フォードエンジンということで参加。
  • 普通では見られない、シボレー・C10とシボレー・カマロのバトル。
  • コブラクラスも設定。熱いバトルに観客も釘づけ。

26日、本庄サーキット(埼玉県本庄市)において、1978年型までのアメリカ車と、昭和55年型までの国産車を対象とする『Brave-Cup Round-1』が開催された。主催はStock car Club of All Japan(SCAJ)。

50台強のエントリーを集めたこのイベントは、当時(1960~80年代頃)国内外で行われていたストックカーレースを彷彿させる雰囲気、カッコよさを大事にし、それらの愛好家たちがドライブしながら競技(大人のレースごっこ)を楽しむアマチュアのためのアマチュアが主催するものである(主催者談)。

このイベントの特徴は大きく3つある。ひとつは、前述のようにアメリカ車と国産旧車のレースが楽しめること。次は、完全なレース仕様は非常に少なく、ほとんどがナンバー付の車両であること。最後は、エントラントや観客、そして、主催者までが笑顔で楽しんでいることだ。

主催者によると、出来るだけお金をかけないでサーキットを楽しんでもらえたらという思いから、ホイールサイズは純正サイズ+1インチまでのサイズアップに限定したり、タイヤもSタイヤなどの場合は決勝グリッドのハンデを与えるなど、極力市販車の状態に近いものというレギュレーションを設定した。そこから、2つめの特徴であるナンバー付の車両が多く出場したのだ。また、参加のハードルを引き下げることもでき、より親しみやすいイベントとなった。

国産旧車とアメリカ車のエントラントはあまり交流がないようにも思える。しかし、今回のイベントを見る限りは、決してそのようなことはなく、それぞれのクルマが走っているときはコースサイドから熱い応援をしたり、パドックに停められている参加車両を子細に観察する姿があちこちで見られた。

次回は、夏過ぎから秋あたりで開催できればと、主催者はとても意欲的であった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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