豊田通商が発表した2011年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益は前年同期比1.0%減の852億円となった。
金属本部は震災やタイ洪水の影響による自動車の減産で減収となった。グローバル生産部品・ロジスティックス本部は、震災やタイの洪水影響により、中国、アジア、米国向けを中心に海外自動車生産用部品の取り扱いが減少して減収となった。自動車本部も震災により国内で生産された車両の輸出が減少した。
一方で、機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部は原油価格の上昇で大幅増収となったほか、食料本部も小麦などの価格上昇の効果で増収となった。これらの結果、売上高は同1.8%増の4兆2838億円と増収となった。
営業利益は販売費及び一般管理費の増加などの影響で同9.0%減の638億円と減益となった。当期純利益は前年に影響が大きかった特別損益の良化で同14.4%増の482億円だった。
通期業績見通しは前回見通しを据え置いた。