フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンのゲラシモス・ドリザス社長は1月16日、都内で開いた新春記者会見で「販売体制を強化するため、今年はハブ&スポーク戦略を加速する」と述べた。
同社は2011年にトヨタ系ディーラーのVW販売店「DUO」店をVW販売店に衣替えした。これに伴って国内のVW販売店は輸入車ブランドで最大となる全国245店舗体制となった。
今後の店舗戦略では「現行の販売体制で全国を効率的にカバーするため、販売店1社が複数店舗を展開する」と、ハブ&スポークによる“面”で展開していく方針だ。
ハブ&スポーク戦略とは、“ハブ”は人口の多い都市部などエリアで店舗はフルファンクション店とし、“スポーク”はブランチ店とサテライトサービス店で展開するというもの。ブランチ店はフルファンクション店の4分の1~半分の商圏に展開、サテライトサービス店はアフターサービスのみとなる。
一方、同社では今後、ドイツのVW社が設定した新しい世界統一の店舗デザイン「モジュラーコンセプト」を国内店舗に本格的に導入していく方針も明らかにした。