【CES 12】キア自動車、「UVO」を年内にも実装

自動車 テクノロジー ITS
IT通信技術とEVの展示に力を入れたキア自動車のブース(CES 12)
  • IT通信技術とEVの展示に力を入れたキア自動車のブース(CES 12)
  • キアUVO。ステアリングにタッチ式スイッチを用意し、シート間の間に見えるのは非接触型充電システムのようだ(CES 12)
  • キアUVO。顔認識を行うことで、ドライバーの状況を監視して事前に注意を喚起する(CES 12)
  • キアUVO。実装に近い状態に見えるシステムの展示も行われた(CES 12)
  • 韓国初の量産EVとなったRAY EV(CES 12)
  • 来場者に配っていた「UVO」ロゴ入りメモノート(CES 12)

昨年2011年のCESではヒュンダイ自動車が出展していたが、今年は同じグループのキア自動車が代わって出展。テレマティクス「UVO(ユーヴォ)」を中心とした情報サービスを取り入れた展示を行った。

「UVO」とは、2010年のCESで最初に展示されたマイクロソフトとのコラボによって生まれた統合車載システム。携帯電話とはBluetoothで接続され、事故等が発生した際には自動通報システムが作動して車両の状態や支援の要請などのサービスに対応する。駐車位置の確認も可能で、メールのテキスト読み上げも行える。現時点ではまだサービスの提供にいたっていないが、キアによれば2012年中には提供する予定になっているという。

UVOはコンセプトカー『K5ハイブリッド』に搭載。ダッシュボード上に設置された横長の12.3インチのモニターにナビゲーションをはじめ、様々な情報を表示してドライバーに伝える。インターフェイスはステアリングに準備したタッチ式スイッチを使うようになっていた。別の展示では運転中にの注意散漫や眠気といった状況をモニタリングしたり、夜になればナイトビジョンにを制御する。また、プロトタイプではなく実装に近いシステムの展示もあり、このあたりが搭載される可能性が高い。

EVの展示も大きな特徴で、すでに昨年のソウルモーターショーでデビューした『NAIMO(ネモ)』、韓国初の量産EVとして昨年11月に登場し、ダイハツ『タント』によく似ていると話題を呼んだ『RAY EV』の展示もあった。

《会田肇》

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