米当局の衝突テストにおいて、バッテリー(二次電池)から発火の可能性が指摘されたGMのプラグインハイブリッド車(PHV)、シボレー『ボルト』。GMは、同車のバッテリー改修作業に乗り出す。
これは5日、GMが明らかにしたもの。同社の発表によると、車両の床下にあるボルトのバッテリーを金属製のカバーで覆うなどして、側面衝突時の衝撃に耐える対策を実施。さらに、バッテリーのクーラント量をモニターするセンサーと、バッテリーのクーラント漏れを検知するセンサーを追加するという。
GMはボルトの顧客と連絡を取り、順次ボルトのバッテリー改修作業を行う方針。同社のマリー・バーラ副社長は、「ボルトのバッテリーパック自体に、変更は加えない。我々は延べ28万5000時間以上のテストを実施しており、バッテリーセルの設計には自信を持っている」とコメントしている。