日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5日発表した2011年の新車販売速報によると、総台数は前年比15.0%減の421万220台で、2年ぶりのマイナスとなった。
同年の秋口まで東日本大震災による生産減が響き、年間の販売台数としては1977年(約419万台)以来、34年ぶりの低水準に落ち込んだ。このうち登録車は16.7%減の268万9074台、軽自動車は11.9%減の152万1146台だった。いずれも減少は2年ぶり。
11年12月の新車販売は、登録車が前年同月比23.5%増の22万1960台、軽自動車が17.6%増の12万7246台で、ともに大幅増となった。いずれもプラスは同年10月以降3か月連続。
エコカー補助金の終了で10年の同月が大幅減となっていたのに加え、車両の供給が平常ペースに戻ったことによる。販売業界ではエコカー補助金の復活により、1月以降も高水準の販売を期待している。