UDトラックスは、ディーゼルエンジンの改良などでポスト新長期排ガス規制(2010年排出ガス規制)に適合させた小型トラック『コンドル』の積載量1.15-1.5tクラスを12月21日から発売開始した。
今回発売する小型トラックのコンドルは、従来車に搭載していた「ZD30DDTi」エンジンの低圧縮比化、フリクションの低減、従来より燃料の噴射圧力を高圧化したコモンレール式の燃料噴射システムの採用などでNOxとPMを低減。2010年排出ガス規制に適合する。酸化触媒やDPF(ディーゼル微粒子除去装置)の容量も拡大し、PMは2010年排出ガス規制値から更に30%低減を実現した。
また、エンジンの改良と併せ低張力ピストンリングの採用や、燃料の噴霧をより微粒化する燃料噴射装置へ変更。2015年度重量車燃費基準を達成した。トランスミッションギヤ比の変更とファイナルドライブギア比を変更して、ワイドレシオとハイギア化による省燃費走行も実現する。
2015年度重量車燃費基準達成と、2010年排出ガス規制値より30%のPM低減を実現したことにより、九都県市指定低公害車に認定された。
年間200台の販売を計画している。
価格は車型SKG-USZ2F24のシングルキャブ、標準尺・木製ボディ、最大積載量1.5トン、スーパーロー・小径ダブルタイヤ、2WD、5MTが293万5800円(東京地区)。