ルネサスエレクトロニクスは、自動車の室内灯スイッチ、およびエンジン制御用ソレノイドや各種センサの駆動用パワー半導体「サーマルFET」として、低損失化を実現した『RJF0604JPD』など5製品のサンプル出荷を12月20日から開始した。
新製品は新型Nチャネル微細プロセスを採用し、パワーMOSFETのセル構造を最適化したことで、同社従来比約25%のオン抵抗を低減。システムの高効率化による省電力化が実現する。
また、従来品と同程度のオン抵抗品は、より小型のパッケージに搭載することができ、セットの小型化に貢献する。
量産は2012年4月から開始。2015年4月以降は合計で月産50万個を計画している。