日本自動車タイヤ協会は13日、自動車タイヤの2012年、国内需要見通しを発表した。
2011年の新車用タイヤは、東日本大震災の影響により乗用車用が大きく落ち込み、前年比14%減の4万0114本となる見込み。2012年は、前年下期からの回復基調が続くと予測。同15%増の4万6256本となると予想した。
一方、市販用の夏タイヤは、震災による需要増から、2011年は同3%増の4万7507本と見込んだ。2012年は、トラック用は引き続き震災の復興需要が見込まれるが、乗用車用は震災による需要増を一時的なものと見たため、同2%減の4万6373本と予測した。
冬タイヤは、年初の降雪や震災による需要増により、2011年は同7%増の2万0717本と見込んだ。2012年は、トラック用は夏用と同様引き続き震災の復興需要が見込まれるが、ここ2年増加要因だった降雪を見込まないため、同7%減の1万9288本と予測した。