【東京モーターショー11】ホンダ N CONCEPT-4…N360 の先進感を意識

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ホンダN CONCEPT-4(東京モーターショー11)
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ホンダは第42回東京モーターショーに、軽自動車Nシリーズ4番目のモデル『N CONCEPT-4』を出展した。“N”というネーミングには、原点を継承するという想いとともに、New、Next、Nippon、Norimonoという意味が込められているという。

その「原点」となるのは『N360』(1967年)。N360を感じさせるN CONCEPT-4のデザインについて、「シンプルでありながら、愛着が持てて飽きの来ない、しかし、どことなく走りの予感もさせる、そんなことをテーマにデザインしました」と語るのは、デザイン開発室第1ブロック1スタジオ研究員の蔦森大介さん。

特に苦心したのは、「軽でありながら軽に見えない、軽を超えたクルマに見せたい、質感を高めたいと」いうことだという。例えばサイドパネルの張りや抑揚は相当練り込んで吟味したそうだ。「軽自動車というと鉄板がペラペラで弱そう、安全性に不安というイメージがありますので、そういったところは徹底的にこだわり、強そうで安心感があり、さらに豊かに見えるようにしました」。

なぜN360をモチーフにしたのか。「N360の良さである、先進性やスタンス、そして、走りを感じさせる外観などを継承し、良いところを引き出そうと意識しは確かです」と述べる。

しかし、「当時のN360も最先端で先進的でした。今回もレトロを意識しているわけではなく、新しさや、先進でありながらも人にやさしいとか、ぬくもりを持てるなどの要素を大切にしたのです。例えばN360のディテールを感じさせるヘッドライトなどにも、先進感を持たせています」(蔦森さん)。

蔦森さんは、「軽に見えない新しい価値のスモールを作るという意気込みでやりました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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