日産自動車は24日、『デュアリス』『エクストレイル』2車種のリヤコンビネーションランプバルブホルダや燃料ポンプなどに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは2007年4月24日~10年10月30日に製作された5万6928台。
不具合は3か所。
(1)コンビネーションランプ(尾灯、制動灯、方向指示器)のバルブホルダで電気配線の接続コネクタ部の端子が変形しているため、導通不良となり、これらのランプが点灯しなくなったり方向指示器が正常に作動しなくなるおそれがある。
(2)燃料タンクの燃料ポンプユニットで燃料配管等の組み付けバラツキがあるため、燃料供給配管取付部の強度が不足しているおそれがあり、組み付け部に亀裂が発生して燃料が漏れるおそれがある。
(3)同パワーステアリングのコントロールユニットで制御基板の組み付け用穴の加工が不適切なため、制御基板が変形し、警告灯が点灯するとともに操舵時のアシストが停止してハンドル操舵力が増大するおそれがある。
(1)全車両、バルブホルダを対策品に交換するとともに車両側電気配線コネクタを新品と交換する、(2)全車両、燃料ポンプユニットを対策品と交換する、(2)全車両、コントロールユニットの製造番号を確認し、対象の場合はコントロールユニットを良品と交換する。
不具合発生件数は(1)が466件、(2)が113件で、いずれも市場からの情報で発見した。(3)は部品メーカからの情報でわかった。いずれも事故は起きていない。