親子で楽しむクルマ絵本…バスがいっぱい!

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『バスがいっぱい!』表紙
  • 『バスがいっぱい!』表紙
  • 作者そく・ちょるうぉんさん

親子で読みたいバス絵本『バスがいっぱい!』が、18日発売された。そく・ちょるうぉん作、アリス館、950円(税別)。

絵本を開くとタイトル通り、どのページにもバスがいっぱいだ。あかいバス、きいろいバス、おおきいバス…と始まって、くねくねバスやでこぼこバス、にんじんバスなど、ユニークなバスが次々登場する。最後にみんなで集まって「しゅっぱーつ」と走りだす場面も、圧巻。乗り物をただ並べるのではなく、ページをめくって想像する楽しみが詰まった一冊だ。

作者のそくさんは、ふたごの男の子の父でもある。2年半におよぶ製作期間で、2歳だった子どもたちは4歳に。成長につれて変わる2人の反応を楽しみながらも、その年頃の子をどうやって楽しませるか、いつも考えていたという。作品の練り直しは10回をこえる。 

そもそも、アイデアを思いついたのも、子どもたちがきっかけ。2歳のころ、停留所にバスが止まるたび「バスが来たよ」とはしゃぐ2人を見て、いっしょにお絵かきをしたのが始まりだった。ちょうど言葉をおぼえだす時期でもある。色、模様、形の違いを大好きなバスにして見せたら、楽しく言葉が身につくのでは、と製作にとりかかった。
 
こうして、子どもとの日常から生まれたバスがいっぱい!は、シンプルな中にも親しみやすさがあり、くりかえし読んでも飽きない仕上がりである。自動車ファンのお父さんなら、わが子とのバスの空想も盛り上がることだろう。
 
ちなみに、ふたごくんたちは5歳を迎える今も、これを読んでとせがむそうだ。

《寺島知春》

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