中国企業2社によるサーブオートモビル(以下、サーブ)の買収に、反対する意思を表明したGM。これに対して、サーブが公式にコメントした。
これは7日、サーブとその親会社、スウェディシュオートモビルが明らかにしたもの。両社は声明の中で、「中国のパンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマン(青年汽車集団)の2社にサーブを売却するという合意について、GMが反対しているのは承知している」とコメント。
さらに、「我々はGMの立場を理解しており、パンダオートモビルトレードとヤングマンとの間で、全ての当事者が納得した上でのサーブ売却となるように、交渉を進めるところだ」と説明した。
GMは4日、現行のサーブ主要車種(『9-5』や『9-4X』など)に使われているGMの技術が、中国企業へ流出することを理由として、中国企業2社によるサーブ買収に反対の立場を表明していた。