日本精工の中間期決算…産業機械向け好調で増益

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日本精工が発表した2011年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比13.0%増の229億3500万円と増益となった。

売上高は同0.3%減の3518億7700万円とほぼ横ばいだった。自動車向けは震災の影響もあり、前年同期に比べて需要が減少した。地域別では、日本では震災による自動車メーカーの生産調整が影響した。米州では日系自動車メーカーの販売の減少、欧州では主要国の自動車市場の停滞が見られる一方で、アジアでは中国、インドの自動車市場の拡大で増収の効果があった。

産業機械向けは新興国の経済成長や各国の景気回復などにより、産業機械軸受、精密機器関連製品ともに需要増が増加した。

収益では、産業機械向けの増収の効果で経常利益は同25.9%増の218億3900万円と大幅に伸びた。当期純利益は同36.2%増の143億8800万円となった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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