フォードモーターは26日、2011年第3四半期(7〜9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は331億ドル(約2兆5200億円)。前年同期の290億ドル(約2兆2060億円)に対して、14.1%の伸びを示した。
しかし純利益は、16億4900万ドル(約1254億円)。前年同期の16億6700万ドル(約1270億円)に対して、1.1%減となり、2四半期連続での減益となった。
増収減益となった大きな要因が、欧州やアフリカ地域で赤字幅が拡大したこと。中国を含むアジア太平洋地域も、赤字に転じた。
第3四半期の世界新車販売台数は134万6000台で、前年同期比は7.4%増。同社のアラン・ムラリー社長兼CEOは、「不確かなビジネス環境にあるものの、着実な結果を残した。今後も将来の成長に向けた投資を続ける」とコメントしている。