ホンダが発表した9月の四輪車の生産・販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比3.1%減の31万8355台と、8か月連続でマイナスとなった。
東日本大震災の部品不足で減産を余儀なくされてきた日系自動車メーカーは全体的にサプライチェーンが復旧、生産も回復しているものの、ホンダは国内生産の回復が依然として遅れている。
国内生産は同21.2%減の7万4866台と10か月連続マイナスとなった。
海外生産は同4.3%増の24万3489台と9月として過去最高となった。アジアが同11.1%増の10万4059台と9月として過去最高となったほか、北米も同8.5%増の11万9425台と順調だった。
国内販売は同2.6%減の5万5511台と13か月連続マイナスだった。
輸出は同20.4%減の2万2511台と7か月連続マイナスとなった。主力の北米向けが同23.5%減の1万3036台と大幅に落ち込んだ。