世界会議の展示会場をオープンした後、それとは別にITSジャパンも準備した会場前で独自のテープカットを行った。
ITSジャパンの会場は、サウスビルディングのエントランスホールからエスカレーターで降りた入口の所にある。ここは間違いなく“一等席”となる場所。どの会場に行くにも必ず横切る場所だからだ。会場の入口となっているだけに人が集まるにはちょっと苦しいが、それでも大勢の人が訪れ、テープカットを見守った。
テープカットに先立ち、自由民主党衆議院議員山本有二氏が「日本は歴史的な天災に見舞われたが、災いもって福となす。ITSの先端技術を活用し、チームジャパンで頑張ろう」と挨拶。続いて、ITSジャパン副会長の坂内正夫氏が「2013年に東京で開催されるITS世界会議が動き出した。海外から日本はへこたれているんじゃないかと思われている。困難を乗り越えて復興した姿を2013年のITS世界会議でお見せしたい」と2013年へ向けた抱負を述べた。
テープカットには他にITSジャパン名誉会長の豊田章一郎氏、2013年ITS組織委員を代表して東京都から青少年・治安対策本部伊東みどり担当部長が、さらに各分野の代表の計7名が参加。17日の正午過ぎ、7人の共同作業でテープカットは行われた。
また、このイベントとは別に同日午後5時過ぎより、2013年の第20回ITS世界会議が東京で行われるのをPRするため、会場内では鏡開きを開催。来場者には日本酒やワインなどが振る舞われ、東京開催へ向けたアピールを行った。