横浜ゴムは、タイのラヨーン県にあるタイヤプルービンググラウンド「タイヤテストセンターオブアジア」内にタイヤサービストレーニングセンターを新設したと発表した。
新しいタイヤサービストレーニングセンターは、海外のヨコハマタイヤ販売会社や販売代理店の技術サービススタッフ向けの研修センターで、今後、世界各国の技術サービススタッフを中心に研修を行っていく。
現在、同社は海外の主要拠点に技術サービス部員を駐在させ、海外各国のタイヤ販売会社、代理店の技術サービススタッフの技術向上を支援している。今回新たにタイヤサービストレーニングセンターを設立したのは、全世界の技術サービススタッフに同一プログラムに基づいた実践的で体系的な研修を行うことで、グローバルに技術サービス能力の向上して顧客満足度の向上を図るためだ。
トレーニング施設を開設したタイヤテストセンターオブアジアは、2009年4月に開設したタイヤプルービンググラウンド(テストコース)で、全長4.1kmの高速周回路やウェット試験路、世界の様々な路面状況を再現した特殊試験路などを備える。
トレーニングでは、これら設備を利用した実車走行体験なども通じて技術サービススタッフにタイヤへの理解度を一段と深めてもらう。
さらにタイヤテストセンターオブアジアを運営するタイヤ生産販売会社のヨコハマタイヤマニュファクチャリング(タイ)が近郊にあるため、工場でのタイヤ製造知識実習を含め一貫した研修を効率よく行う。