クルマで村役場に突っ込んだ男、強盗容疑で逮捕

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今年9月、山梨県小菅村で、村役場にクルマで突っ込むなどの事件を起こした40歳の男について、山梨県警は9月27日、現場近くで逃走用の車両を奪ったとして強盗容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているという。

山梨県警・上野原署によると、問題の事件は2011年9月7日の午後0時45分ごろ発生している。小菅村内の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路沿いにある商店のガラスに突っ込み、そのまま逃走した。

クルマはこの直後、小菅村役場の庁舎玄関付近にバックで突っ込んで停止。運転していた男はクルマを乗り捨てて徒歩で逃げ出したが、近くに止まっていた乗用車を襲撃。運転していた55歳の女性を車外へ引きずり下ろし、これを奪って逃走した。

警察が周辺の捜索を実施したところ、役場から約700m離れた国道139号に乗り捨てられたクルマを発見。近くのキャンプ場で暴れていた男を発見。身柄を確保したが、自傷で生じたとみられるケガが重傷と判断されたため、甲府市内の病院に収容していた。

その後、容態が回復したことから、9月27日に乗用車を強奪した強盗容疑で逮捕した。調べに対しては「記憶がはっきりしない部分もあるが、クルマを奪ったことは間違いない」などと供述しているようだ。

警察では今後、器物損壊容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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