マツダとマツダ関連企業は、10月6、7日に愛知県名古屋市港区の「ポートメッセなごや」で開催される『からくり改善くふう展2011』に知恵と工夫を凝らした、参加企業最多の17作品を出品すると発表した。
イベントでは10月7日の午前10時30分から「会場内セミナー」としてマツダの本社工場長の中野雅文執行役員が「マツダにおける『からくり改善』による創造的な人財の育成」をテーマに講演する。
からくり改善くふう展は、製造現場での「お金をかけない、創造性に優れた、楽しい作業改善」を広く発表する場として1994年から開催されており、マツダは2000年、マツダ関連企業は2007年から参加している。
同社は2002年から「からくり改善道場」と名付けた技術者の育成プロジェクトを部門横断的に展開するなど、従業員のアイデアを活用した改善活動を積極的に実施しており、従業員のモチベーション向上と作業の効率化、コスト削減を推進している。さらに、2006年からはマツダ関連企業の改善活動の一環として「J-ABCからくり改善道場」を開催し、マツダグループ全体の取り組みに発展させている。
昨年に開催された「からくり改善くふう展2010」では、マツダ、マツダ関連企業による作品のうち「どこまでもひとり締め」が「最優秀からくり改善賞」を受賞したほか、「ほぐしJAWS(じょ~ず)」が「アイデア賞」、「押っす!かたぐるま」が「努力賞」、「エコウォーカー」が「ネーミング賞」と、合計で4作品が受賞した。
今回は本社工場が「ツインカムでゴー」、「触れてさよなら吹きでもの」など5作品、防府工場が「ぱっとりくん」、「くみつけじょ~ず」など6作品、マツダ関連企業が「からくり劇場」(日本クライメイトシステムズ)、「ホイールキャッチャー」(マロックス)など、6作品を出展する。