第21回目となるクラシックカーラリーイベント、『コッパディ小海』が10日から11日にかけて小海リゾートシティ・リエックス(長野県南佐久郡小海町)を起点に開催された。主催はコッパディ小海実行委員会。
毎年春に開催されているコッパディ小海だが、今年は東日本大震災の影響で9月に延期された。春に予定されていたクラシックカーイベントで秋に延期されたものは多く、今年の秋は毎週複数のイベントが重なる。その結果、参加者が分散し、通常100台弱のエントリーがあるこのイベントも、今回は70台弱となった。
いっぽう、このタイミングになったことで、今回の参加者には素晴らしいプレゼントもあった。それは、春にはまだ雪の影響で通行止めとなるルートを組み込むことが出来たのだ。それにより、これまで以上に美しい景色やワインディングロードを楽しむことが出来、ゴールした参加者たちは満面の笑みを浮かべていた。
スポンサーリストに目を移すと、フィアットオートジャパンやルノージャポンなどのインポーターが目につくようになった。海外では、例えばイタリアの「ミッレミリア」という世界最大級のクラシックカーロードイベントのスポンサーはメルセデスベンツであり、また、由緒あるコンクールデレガンス「ヴィラ・デステ」はBMWがスポンサーとなっている。
日本に目を向けると、なかなか諸外国のような関係は出来上がっていないものの、少しずつではあるが、インポーターが目を向け始めている。