フォルクスワーゲンの主力ダウンサイジングエンジン、1.4リットル「TSI」。同エンジンに、新たな燃費向上技術が導入される。
これは2日、フォルクスワーゲンが明らかにしたもの。2012年から、1.4リットル直列4気筒ガソリンTSIエンジンに気筒休止システムを採用すると発表したのだ。
このシステムは、クルージング走行などの低負荷時に、4気筒のうちの2気筒を休止。エンジン回転数は1400〜4000rpm、トルクは2.55〜7.65kgmの範囲にある場合に、気筒休止が行われる。
フォルクスワーゲンによると、例えば50km/hでクルージング時、ギアが3速または4速にある場合、100km走行当たり、約1.0リットルのガソリンを節約することができるという。
従来、気筒休止といえば、高級車のV6やV8など、多気筒ユニットが中心。フォルクスワーゲンの1.4TSIは、同社のグローバル主力ユニットだけに、トータルで高い燃費改善効果が期待できそうだ。