ルネサス、低消費電力の統合SoCを出荷開始 車載情報端末向け

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ルネサス R-Car E1
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ルネサスエレクトロニクスとその子会社、ルネサスモバイルは25日、エントリクラスの組込み型カーナビゲーション機器および大画面ディスプレイ付きオーディオ機器向けSoC(システムLSI)、「R-Car E1」を製品化。サンプル出荷を開始すると発表した。

「R-Car E1」は、同社の組込み型カーナビ等の車載情報端末向け統合SoC「R-Car」シリーズの第二弾。3Dグラフィックエンジン、動画像処理エンジンといった高性能なマルチメディア処理の専用回路を搭載。エントリナビ向けながら、同社ミッドレンジ向けの「R-Car M1」同等の性能を持つ。3Dグラフィックスを多用したGUIや、H.264/MPEG-4のHD動画再生による、表現力豊かなマルチメディア処理を高速かつ、1W以下の低消費電力で実現する。

新製品のサンプル価格は3000円/個。量産は2012年6月から開始し、2013年6月には月産10万個を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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