鬼怒川ゴム工業が発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比2.4%増の20億1200万円と増益だった。
売上高は同1.4%増の156億2200万円と増収だった。主要得意先の自動車生産は、国内が東日本大震災の影響で約2割減となった。海外は震災による日本からの部品供給不足により一時的に生産台数が減少したが、その後挽回したため、約1割増加し、グローバルでは微増だった。
こうした中で同社は、ブレーキ部品が受注減の影響があったものの、車体シール部品は中国とタイの生産量が増加した。防振部品も生産量が増加した。
営業利益は同2.5%減の19億0800万円と減益だった。当期純利益は税金費用の計上などにより、同24.6%増の12億8200万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。