ヤフーは8月5日、定点計測された全国の放射線量情報を提供する「放射線情報（ベータ版）」の公開を開始した。放射線情報（ベータ版）は、パソコン、スマートフォン、携帯電話に対応する。
放射線情報は、測定機器や測定条件が統一されておらず、政府や原子力機関の発表に疑問を持つ人もおり、震災から4か月経過した現在も不安を抱いている人は少なくない。こうした状況の中、民間による放射線量のデータも測定地点数が充実してきている。
同社は、民間のデータを提供することで、政府や原子力機関の発表に加え、利用者にとって判断の参考情報のひとつになればと考え、提供することにした。
放射線情報（ベータ版）の放射線量情報は約5分ごとに更新、ほぼリアルタイムで現在の状況を知ることができる。全国の計測地点とその放射線量を地図上にマッピング、各地点の詳細情報では、5分毎の速報値、24時間、直近30日間および直近90日間の平均値をグラフで分かりやすく表示する。
計測地点は順次追加していく予定。
今後は7月25日に提供を開始した「防災速報」にも対応し、放射線情報についてもメールなどでお知らせする予定。
