東レ、上海にオートモーティブセンターを新設

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東レは、中国子会社である東麗繊維研究所(中国)の上海分公司(TFRC上海)内に、自動車関連部材の総合的なショールーム「オートモーティブセンター(中国)」を設置した。

センターは、自動車分野での中国の東レグループ総合力を訴求、特に中国現地や中国に進出している外資系自動車メーカー・自動車部品メーカーとの取り組みを強化するため設置した。

TFRC上海の敷地内に約300平方メートルのスペースを設けて、東レグループの先端材料を自動車向けに搭載したモデルであるスケルトンカーや、「繊維」「樹脂」「フィルム」「炭素繊維」「電子情報材料」の各事業で展開する各種材料とそれを使用した自動車部品を展示する。場内にはミーティングコーナーを設置、実際に材料や部品を見る場所で取引先との具体的な取り組みについて話し合うことができる。

近い将来には、TFRC上海内に試作・評価機器を導入し、東レグループの自動車材料に関する中国開発拠点へ拡充することも視野に入れる。

中国の自動車市場は、世界最大の市場に成長した。これに伴って中国現地の自動車・自動車部品メーカーの生産拡大や、欧米韓系メーカーの中国進出も加速しており、中国国内で自動車分野向け材料の必要性が高まっている。

今回、周辺に中国現地メーカーが多数林立し、経済の中心である上海にオートモーティブセンターを設置することで、東レグループのインフラを最大限に活用、成長する中国自動車市場での事業拡大を図る構え。

《レスポンス編集部》

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