フォルクスワーゲングループ傘下のドイツの高級車メーカー、アウディ。同社がメキシコで現地生産を行う可能性が出てきた。
これは20日、ドイツの『manager magazine』が報じたもの。同メディアの取材に応じたアウディのルパート・シュタートラー会長は、メキシコに工場を建設し、アウディ『Q5』の現地生産を行う意向を示したという。
フォルクスワーゲングループは2011年5月、米国テネシー州のチャタヌーガ工場を稼働。同社はチャタヌーガで、米国向けアウディ車の生産を計画していると伝えられる。
しかしアウディは、メキシコの方が米国よりも生産コストが安い点、またテネシー州よりもメキシコの方が主要マーケットの米国西海岸に近い点を重視。メキシコでの現地生産構想を描いているようだ。