日本図書センターは、写真やイラストがとびだして見える「このホネなあに? 3D動物ふしぎ図鑑」を刊行した。
同書は、アメリカで考案されたクロマデプス3Dメガネをかけて見ると骨が飛び出し、メガネを外すと動物たちのくらしがわかる学習図鑑に変身する「ダブルユース図鑑」。クロマデプス3Dメガネは、マイクロプリズムという特殊なフィルムを用いて、色の光を波長に合わせて分光させるため、誰にでも簡単に3D画像を見ることができる。
内容は、動物の骨の飛び出すクイズのページと、その生態を詳しく紹介した答えのページを、Q&A形式で組み合わせてあり、楽しみながら見ることができるという。収録されている動物は人気のパンダやライオン、キリン、クジラ、ペンギンなど25種類以上。えさのとり方や身の守り方、仲間とのコミュニケーションなど、「なぜ?」「どうして?」に答える知識が豊富に掲載されている。また、3Dならではの迫力ある画像は、大人も一緒に見て楽しむことができる。
監修は、肉食爬虫類研究所代表で、太古の恐竜から現生動物まで各種動物研究の第一線で活躍する富田京一氏。同書の推薦者には、上野動物園園長の小宮輝之氏と、作家のいとうせいこう氏が名を連ねており、「動物園に行く楽しみが2倍になる本です」(小宮氏)、「骨組みがわかるとものごとがよくわかる」(いとう氏)と、推薦の言葉を寄せている。