住友ゴム工業は、ダンロップが2010年の冬に展開した販促ツール「体感ツール」に実際のものと異なる加工を施したものを利用していたとして、「消費者に誤解を与えた可能性がある」と謝罪のコメントを発表した。
問題となったツールは、ナノレベルの「ハイパーテトラピック」とミクロレベルの「ビッググラスファイバー」をタイヤに配合した『DSX-2』と、配合をしていない比較対象品のタイヤカットサンプルに触れ、配合物の「ざらざら感」を体感してもらうために製作した。
配合物はナノ・ミクロレベルであるため、この「ざらざら感」を全ての人が体感することは難しいと判断、DSX-2と比較対象品ともに、より「ざらざら感」を分かりやすく体感してもらうために表面加工方法に差を設けた。その一方で、加工を施したものであることを表示せず、実際のものと誤認される可能性があった、としている。
同社ではツールはすでに回収済みとしている。