日本損害保険協会は東日本大震災関連で支払った地震保険金の総額が7日時点で1兆0536億円になったと発表した。
支払件数は59万8339件。前回公表の6月29日時点との比較では支払額が2.3%、支払件数は3.4%それぞれ増えたことになる。地区別の支払額では宮城県が5030億円(支払件数22万4471件)と最も多く、全体の47.7%を占めている。
次いで福島県の1365億円(同6万5449件)、茨城県の1340億円(同8万7508件)と続く。7日時点での地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は72万5902件。このうち実際に保険金を支払ったり、調査しても支払に至らなかったケースや問い合わせが解決したものなど合わせた調査完了件数は68万4591件となり、94.3%が対応を終えたことになる。